新人や異動者が新たに職場に入ってきた際、馴染めるよう、先輩や同僚が積極的に声をかけ、雑談やサポートを行うことで信頼関係や親近感の形成がスムーズになります。
また、チームを組んで協働するプロジェクトなど共同作業では、意見交換や役割分担がスムーズにいくよう「話しやすさ」や「相談しやすさ」などスムーズな人間関係を築くことが重要になります。
このように
職場では欠かせない親近感ですが、職場以外の周囲の人と親近感を持ってお付き合いができるとしたら、大袈裟ですが一日中、一年中穏やかな?生活が送れるというものです。
親近感を醸成する一つの方法としてとても興味深い手法がありますのでご紹介したいと思います。
それは、「幼少期の話をする」ことです。
なぜ幼少期の話が親密さを生むのか?
個人的な記憶に触れることで「心の扉」が開く
幼少期の話というのは、たいてい感情と強く結びついています。
楽しかった思い出、寂しかった体験、親との関係など——それらを話すには、ある程度の安心感が必要です。
だからこそ、相手がその話をしてくれるということは、「この人には話してもいい」という無意識の信頼の表れでもあり、話すことでその信頼感がさらに強化されるのです。
人間味や共通点が見えてくる
子ども時代の話には、その人の“素の部分”が表れます。
意外な一面や、思わぬ共通点(同じ遊びが好きだった、似た家庭環境だったなど)が見つかると、一気に距離が縮まることがあります。
実際の研究や例
心理学者アーサー・アーロンの「36の質問で恋に落ちる」実験(1997年)でも、**自己開示(とくに個人的な話)**が信頼感と親密さを生むことが実証されています。
そこには、「あなたの子どもの頃の思い出を教えてください」といった質問も含まれています。
また、カウンセリングやコーチングの場面でも、「子ども時代の思い出」を語ると、その人の価値観や深層心理に触れやすく、より深い関係性を築けるとされています。
会話に取り入れるときのコツは?
自分から軽く話すのが効果的:
「小学生のときに、カブトムシ捕まえるの夢中だったんだよね」
「虫取りとかしなかったですか?」
などと、自分の話をきっかけにすることで、相手も話しやすくなります。
安心感のある雰囲気を大切に:
ふざけたり急かしたりせず、ゆったりした空気で聞くことが、相手の自己開示を促します。
評価やアドバイスは控える:
話の流れで「それってすごいね」「へぇ、意外!」のように、共感や驚きを返すだけでOKです。
幼少期の話は、誰もが「素」に戻れる話題です。
そしてその“素の部分”を共有し合うことで、人は深くつながれるのです。
ビジネスでもプライベートでも、「本音の関係」を築きたいときにはもとても効果的なアプローチですので試してはいかがでしょう。









