2021年東京都品川駅のコンコース内に掲載された「今日の仕事は楽しみですか?」と言う広告がSNSで大批判されたことはご存知でしょうか。
仕事を楽しめていない人にとっては無神経で、心をえぐるように感じられたのでしょう。
多くの人は生活のために働いており、仕事にやりがいや楽しさを見いだせていない現実があります。
そうした人にとってこの問いかけは、「楽しめていない自分が悪いのか」と責められているように感じられたり、「上から目線」に見えたりするのです。そのため、「理想論を押しつけてくるな」という反発が生まれたのでしょう。
仕事に対して輝くような価値観を押し付けることは一切せず、今置かれたポジション、役割、環境の中で少しでもご機嫌に働いてもらうにはどうしたら良いのでしょう?
また
今日これからの仕事、また日曜日には明日の月曜日が待ち遠しいと感じられる職場にするには?
長時間労働やめること?給与のアップ?ではなく
まずは現場の声を知ってやる気を引き出すことが第一です。
どんなことで困っているのか、どんな考えで日々の仕事に取り組んでいるのか?嬉しいと感じるときはどんな時か?
どんなことにモヤモヤしているのか?
これら従業員の感情の部分を管理職や経営者が細かく把握し、認識や価値観のズレ解消していくことです。
そのためにぜひ取り入れていただきたい現場の声見えるツールをご紹介します。
アメリカの心理学者フランクエルシュミット博士が世界的な世論調査会社のギャラップ社とともに開発したQ12(トゥエレブ)は「従業員のエンゲージメント(やる気・愛着・熱意)」を測るための12の質問項目です。
この質問群は、「働く人がやる気を持って働ける職場かどうか」を診断するシンプルかつ強力な指標として、多くの企業や組織で使われています。
もしもあなたが管理職ならこの12の質問を部下に投げかけてみてください。もしもあなたが一般スタッフなら自分自身で質問に答えてみてください。
Q12(トゥエレブ)
以下がその12の質問です(日本語訳):
Q1:仕事の期待を知らされているか?
Q2:仕事を正しく行うために必要な道具・設備を持っているか?
Q3:毎日、自分の仕事で最も得意なことをする機会があるか?
Q4:過去7日間で、良い仕事をしたと認められたか?
Q5:上司や同僚は自分を人として気にかけてくれているか?
Q6:職場に、自分の成長を応援してくれる人がいるか?
Q7:職場で自分の意見が尊重されていると感じるか?
Q8:会社の使命や目的が、自分の仕事の重要性を感じさせてくれるか?
Q9:同僚は質の高い仕事をすることに真剣に取り組んでいるか?
Q10:職場に親しい友人がいるか?
Q11:過去6カ月間で、自分の成長について話し合う機会があったか?
Q12:過去1年で、職場で学び成長する機会があったか?
いかがでしょうか
イエスが多ければ多いほど所属する組織や働く仲間を信頼し、仕事にも意欲的な状態です。
管理職、経営者として仕事をされている方は、ぜひこの12の質問のうち、1つでも多くのイエスを従業員から引き出せるように一人ひとりと向き合ってみてください。
そして従業員として仕事をされている方は、上司や同僚組織との関係性を図る上でも、自分自身の仕事への意欲を自覚するためにも、定期的にこのQ12 を活用することをお勧めいたします。









